平成25年度 ブロック別勉強会・総括

 昨今、医薬分業を巡っては、国民、世論、医療・医療保険関係者から大変厳しい指摘がなされています。 
 こうした状況に対し、我々薬剤師は医薬分業のメリットを国民が実感できるような行動や業務改善が、早急かつ徹底的になされるべき時期に直面しています。
 薬剤師、医薬分業の在るべき姿に向けて主体性と責任をもって薬剤師業務を「見える化」していくには、私たち薬剤師は具体的にどんなアクションをしていくべきなのでしょうか。
 今年の久留米三井薬剤師会のブロック別勉強会では、この「薬剤師業務の見える化」をテーマに、新しい会議方式アクションラーニングを取り入れて実行しました。
 その総括をここに記します。
                       
広報編集委員会 担当理事 今村葉子



開催場所 日程 出席者
Aブロック えーるピア久留米 平成26年1月30日(木) 22薬局29名
Bブロック えーるピア久留米 平成26年2月13日(木) 31薬局46名
Cブロック えーるピア久留米 平成26年2月12日(水) 31薬局36名
Dブロック 小郡市生涯学習センター 平成26年2月6日(木) 31薬局35名
全体 : 121薬局146名参加

【アクションラーニングの方法】
@ 各ブロックを7〜8名の班に分け、話し合いのコーチを1人設置
A アクションラーニングのルールとして
 「発言は20秒以内」
 「全員が解決策に向かって建設的な意見を述べ質問形式とする」
 「さん付けで呼びあう」
B 問題の提起→「疑義照会」「お薬手帳」「ジェネリック医薬品」「残薬確認」「OTC」の5つの中から選ぶ
C 質問を主としたフリートークの話し合いの中で「問題の本質」を定義する
D 定義された問題が解決した状態の「目標」を決める
E 「目標」にいたる具体的な解決策を全員で考える(アクションプラン)
F 話し合いを終えた後で、自らの発言や会議の流れなどを「振り返り」今後のアクションの参考とする


各班から提出されたアクションラーニングの結果
A 1 2 3 4
B 1 2 3 4 5 6
C 1 2 3 4 5
D 1 2 3 4a 4b




平成25年度のブロック別勉強会を終えて


今回の話し合いには「アクションラーニング」という会議手法を取り入れました。

 その手法で理想通りに話し合えたかというと疑問符がつく面があったかもしれませんが、

 今回の経験は、今後の久留米三井薬剤師会の活動に必ずや活かされて行くものと信じています。  


 私たちは日常の薬局業務について問われると、「やっている」「出来ている」と答えることが多いと思います。

 実際に、理想の薬局・薬剤師を目指して頑張っている仲間が多い事も十分に理解しています。

 しかし、少し視点を変えて日常を見つめてみると、

実際は「調剤報酬の算定要件を意識した業務が出来ている」のかもしれません。

 久留米三井薬剤師会の全薬剤師が今一度自分自身を見つめ直し、

 患者・国民を中心とした業務を目指していく「気付き」が得られるきっかけになれば、

 企画した今回の勉強会が有意義なものだったと振り返ることができると思います。



( 医療・在宅委員会 担当常務理事 白木 秀和 )
                       


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