2015年度 ブロック別勉強会・総括


今年度もブロック別勉強会が4ブロック全て開催されました。
久留米三井薬剤師会の伝統的勉強会であるブロック別勉強会は今年で14回目です。
今年は調剤報酬改定の年にも当たります。
新しく打ち出された国の方針である「患者のための薬局ビジョン」を熟知するとともに
地域に根差した薬局づくりを久留米三井地区全体で推進していくために
我々は何をしていくべきなのかを考えてもらいました。
「患者のための」と言ってしまうと健康な方が該当しなくなってしまうので
敢えて「地域の健康維持に薬局ができること」をテーマとしました。



このイメージにどうやったら近づいていけるのでしょうか。

健康相談、セルフメディケーション、疑義照会、服薬支援、残薬整理、
他職種連携、在宅、地域ケア会議、地域行事への参加・企画、学校薬剤師


これらのキーワードを基にしてのディスカッションです。

全てのブロックにおいて下記のタイムスケジュールで進行されました。
19:30~19:50 ①調剤報酬改定の動向について    満安専務理事
②地域のための薬局ビジョンについて 杉岡理事
19:50~20:45 SGD 発表は班長
20:55~2105 連絡事項


Aブロック 平成28年2月15日実施
Bブロック 平成28年3月3日実施
Cブロック 平成28年3月2日実施
Dブロック 平成28年2月23日実施


総括
【Aブロック総括】

・フリーディスカッションの時間が十分とれたと感じる。
・患者指向から顧客指向に、薬局から地域に、薬を渡す前から渡した後に、視野を広げ、能動的に取り組むアイデアときっかけが得られたのではないかと思う。
1つの薬局のみが実行しても意味がないので、最終的には地域の薬局で連携して実行する必要があると考える。

 
 【Bブロック総括】
・地域行事への参加の意思はあるが通常業務もありなかなか一歩が踏み出せない薬剤師が多い。
・班内でも積極的に意見をする人、班長がふっても意見をしない人がはっきり分かれ偏ったディスカッションになってしまっている班もあった。
・地域のため薬局・薬剤師として貢献するには我々一人一人が「対物」から「対人」にという意識改革が必要であり、1薬局だけ行動するのではなく「班」として団結して取り組まなければならないと思った。

・班として近隣の薬局が集まってディスカッションを行ったので地域のためにも今回の内容は話すだけで終わりではなくぜひとも『行動』として移していきたい。
 
 【Cブロック総括】
40分という短い時間の中で参加者それぞれが今までの取り組みや今後の取り組み、 新しいアイデア等の発言があり、テーマにそぐわない内容もあったが次期改定を見据えた地域でのコミュニケーションの向上を目指した意見が多かった。
上記意見を会でフォローし、ブロックまたは班の繋がりがより一層深いものにできればと思う。

 
 【Dブロック総括】
フリーディスカッションの時間は十分とれたと感じる。
小郡地区は今から地域ケア会議などが予定され地域での活動が期待できる。地域に根付いていくには、受動から能動への変革期なので診療科での温度差もあるだろうが、皆でやっていくことが必要だと感じた